蜃気楼のわたしへ。
このネットの空間に、何かしら表現するということ。
あの日あんなことを話したわたしは
その後どうしてるのか、ふと思った。
あの日あの時のわたしは蜃気楼のようになっていて、
ネット上の空間を、いつまでもさまよい続けるイメージが見えた。
その表情は心細いように、そして不安げに見えた。
わたしは、あなたに会えたかな。
あなたに伝えられたかな。
あなたのこころに、なにかわたすことができたかな。
会えていても、
会えてなくても、
思いが届いていても、
届いていなくても。
わたしは、
その思いを持って
勇気を持って世界に出たあの日のわたしを、
ここでみているよ。
だから、
安心して好きなように
どこまでも行けばよいし、
また、どこに行かなくても良い。
お役目はもう、果たしてる。
どうぞ、自由に。
わたしはいつでもあなたのそばにいるよ。
そしてなにより、
あの日のわたし、ありがとう。
女神のフラワーエッセンス 椿堂 朋世
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